公務員って忙しいの?

公務員の七不思議
この記事は約10分で読めます。
こんな方に向けて記事を紹介しています
  • 公務員の忙しさについて興味をお持ちの方
  • これから公務員を目指す方
  • 公務員への転職を考えている方
  • 公務員のやりがいを忘れかけている方

お疲れ様です。元公務員のりょんです。

今回は「公務員って忙しいの?」というテーマについて記事を紹介していきます。

公務員の仕事って実際楽なのか?大変なのか?
公務員を目指す方は当然気になるところだと思います。

本記事では、公務員の忙しさについて経験談を元に考察していきます。

りょん
りょん

公務員って楽なイメージがあるけど、実情はどうなんでしょうか?

↓関連記事はこちらで紹介しています↓

1. 昔は天国のような仕事だった?

公務員在籍時にはよくこんな話を上司の人から聞いたりしました。

  • 昔は席でタバコを吸いながら仕事をしていた。
  • 残業は一切なし。定時で帰るのが当たり前だった。
  • 飲み会の席には業者が挨拶に来て、飲み代を払ってくれたり、お付き合いのある会社からは時計をもらっていた。

驚くことが多すぎてついていけませんよね。
よく耳にするこういった話、今では考えられませんが昔は当然のように行われていたようですね。

その名残なのか年配職員と業者の繋がりは深く、業者の方は上司に頭が上がらない・・・といった印象を受けた覚えがあります。
私が在籍していた自治体では、灰皿がついている机も残っていたので、昔は吸えたんだなぁという形跡もありました。

私が知らないだけでもちろん大変な面が多くあったとは思いますが、今と比較すると昔はどうやら天国のような環境だったようですね。

りょん
りょん

りょんは愛煙家なので、机に灰皿がついていたら超嬉しいです!!

2. 今は結構ハードな仕事!

公務員の今に関してですが、昔と比べるとかなり「ハード」になっていると感じます。

以下では、どんなハードな部分があったのかいくつか紹介していきます。

① 要求されるレベルが上がっている

公務員として働いていた頃、こんなことをよく言われていました。

「スピード感を持って仕事に励みなさい!」
「間違いは絶対にないように!」
「予算を削減しつつ、まちが良くなる工夫を考え、実行しなさい!」
「市民ファースト(※①)の意識!プライベートを削っても市民のために尽力しなさい!」

こういった話って公務員であればよく言われることなんじゃないでしょうか。

正直、公務員なんてお茶を飲みながらのんびりと事務作業だけやっていれば良いと思っていた私にとって入職した時のギャップは半端じゃなかったです。

現在は予算が少ないことに加えて、起債(※②)の取得も困難で事業が思うように進められない状況が続いています。
ただ、住民の方は待ってくれませんので、苦情は年々増加しています。

このように時代が進むにつれて各自治体が求められる工夫・対応力は年々増加傾向にあります。
今までは通用していたやり方を変えながら仕事をしていく必要が出てきているんですね。

従来までのやり方を変えるには仕組みや法令を理解するところから始まり、時間も労力もかかります。
さらに今は定年退職組が平社員として働く世の中になっているため、非常にやりにくい環境となっている部分もあります。

その中で事業を円滑に進めていかなけばならないため、個々の負担は増えていくばかりです。

これはかなりハードな部分と言えそうですね・・・

りょん
りょん

年々個々への負担は増加している気がします。

そのせいか離職率も増加傾向・・・

長期的な目線で問題解決していかなければ、益々職場環境は悪化していくものと思われます。

〜言葉の解説〜
※①市民ファースト
市民第一の考え方のこと。市民へのサービスを第一と考えることが公務員のあるべき姿とよく言われる。
②起債
市の財源だけで賄うことができない業務費用を国や県から借り入れること。

② 基盤が構築されていない

公務員の仕事はマニュアル化が進んでいないと感じることが多くありました。

マニュアル整備が進んでいないと何が起こるか・・・

人によって対応が変わってしまう

公務員として最重要である公平性に欠けてしまう恐れが生じます。

各自治体はこの問題を改善しようとマニュアル整備を推進しているようですが、まだまだ不十分な部分があると在籍時には感じました。

マニュアルの整備は知識や経験値が必要となるため、作成には膨大な時間・労力がかかります。
さらには人員不足によって個々の負担が増えている現状のため、マニュアル化を推進するためには各職員の高い意識が必要です。

誰かが先頭を切って基盤の整備を進めていかなければなりませんが、ここが難しいんです。

公務員の方って結構苦手分野。

公務員には定期異動という制度があるため、数年で部署異動があります。
そのため、自分がやらなくても「誰かがやるからいいだろう・・・」という考えがどうしても生まれてしまうんですね。

今まではなんとかなっていたかもしれませんが、基盤を整備していかないといつか限界が来てしまうかもしれません。

そのため、基盤の整備については今後一層強いられていく傾向にあると予測されます。

通常業務と並行しての作業になるので、非常にハードになってしまいますね。

りょん
りょん

他人任せの風潮が強い公務員、どこかで変化はあるのでしょうか?

↓公務員の定期異動に関しては以下の記事で紹介しています↓

③ 過度な残業

過度な残業は存在している

自治体職員の中には日付が変わるまで仕事をしている人がいます。

在籍時には”各部署の残業時間表” を閲覧できる機会があったんですが、平気で月60時間を超えている職員もいました。
働き方改革の推進によって「残業を減らしましょう」という改善の意識はあるようですが、やってる人はやっているのが現状です。

近年、過労死のニュースをよく聞きます。
あってはなりませんが、生活を脅かすほどの残業を強いられている方は存在しているんですね。

これからの時代、仕事量は増加していくと思われます。
あまりに忙しすぎる状況が続くとミスも起こりやすく、仕事に対する意欲も下がってしまいます。

今となっては公務員も楽なお仕事ではないんですね。

本当の意味での働き方改革はいつ訪れるのでしょうか・・・

りょん
りょん

中には心配になるくらいの残業時間を強いられている職員もいます。
早急に働き方改革を進める必要がありますね。

④ 当たり前の生活を守っていく大変さ

緊急時には率先してまちを守っていかなければならない

災害等の有事の際には、避難所の開設、給水所の開設、道路補修などの応急工事、1人高齢世帯への訪問など、休日関係なく住民の生活を守るため出動しなければなりません。

災害だけではありません。
まちでは大小様々な緊急事態が起こっています。

側溝の水が詰まったり、野焼きをしてる人がいたり、動物が轢かれていたり・・・
そういった場合には公務員に要請がかかります。

「こんなことまで公務員の仕事なの??」

そう思うことも多々あります。
時には休日に呼ばれることもあるので、プライベートを犠牲にしなければならない場合もあります。

公務員の仕事は高い責任感・使命感が要求されます。
当然やりがいはありますが、当たり前の生活を守っていくことは容易ではありません。

公務員は様々な分野の存在する特殊な仕事、そういった点でも非常にハードな仕事と言えますね。

りょん
りょん

私も数々のプライベートを犠牲にしてきました。

やりがいは大きいですが、やっぱり休日は休みたい・・・

3. 時代背景によって忙しさは変化する?

自治体の業務は特殊な仕事、国の施策によって忙しさが左右されることもあります。

最近の代表的な事例で紹介すると・・・

最近の多忙事例①

マイナンバー制度の導入に関して
マイナンバー制度を実施します!システム導入・窓口案内・各処理を期日までに間に合わせなさい!

⇨市民窓口部署や情報システム系部署が多忙になる。

最近の多忙事例②

◎コロナウイルスの蔓延に関して
コロナウイルス蔓延!ワクチン接種・助成金の対応が必要!特に高齢者はリスクが高いので、ワクチン接種時の対応を検討しなさい!

⇨健康系部署(保健部署含む)や高齢者対応系部署が多忙になる。

最近の多忙事例③

◎想定外の災害に関して
近年、想定外の災害が発生しています!各自治体は危険度を見直すための点検を実施しなさい!
災害発生時には速やかに災害復旧工事を行い安全を確保すること!
避難所は即座に開設!関係機関と連携を取れるように準備しなさい!

⇨建設系部署や防災系部署が多忙になる。

このように、突発的な忙しさが訪れたりします。
紹介している以外にも自治体には多くの部署があるため、他にも大小様々な要因から発生する緊急の仕事は多く存在しています。

時代に振り回されることは公務員の宿命かもしれませんね。

りょん
りょん

新しい政策が発表されると、公務員は大慌て。

突発的な業務が多いのも公務員の仕事ならではの悩みですね。

4. 一方で楽な部署もある!

自治体には忙しい部署も多々ありますが、楽な部署も多数存在しています。

私の経験上ですが、比較的楽である部署について紹介していきます。

① 出先機関

公務員として働いていた頃、本庁より出先機関(※①)の方が楽という話をよく耳にしました。

私自身配属されたことがないので真意は不明ですが、来庁者が少なく業務量も限られている印象があるため、本庁部署と比較すると楽な部分があるかもしれませんね。

ただ、同時に出先機関への配属ではこんなマイナスなイメージを持たれてしまう弊害があると感じました。

  • 本庁で働く人とコミュニケーションを取ることが難しい
  • 何かやらかしてしまった人が行くイメージがある
  • 自己成長には結びつきにくい
  • 場所が僻地にあることが多いので、通勤が大変
  • 本庁に戻ったときの忙しさのギャップに戸惑う

楽であることに魅力はありますが「何か成果を上げたい!」という上昇志向の方には物足りない環境かもしれません。

期待度の高い職員が出先機関での大きな事業の立ち上げや立て直し等の理由で出向を命じられる場合もありますし、一般的な異動で配属される方もいますので一概には言えないところもありますが・・・

基本的にはマイナスの理由で配属されていることが多いのではないかと感じました。

りょん
りょん

それでも出先機関は結構人気が高い部署です。
同じような給料がもらえるなら・・・と考えると気持ちもわかりますが弊害もあるようです。
皆さんは本庁と出先機関、どちらを希望しますか?

〜言葉の解説〜
※①出先機関
本庁以外の補助機関のこと。具体的にはサービスセンター、図書館、公民館、支所等の施設を指す。一部で保健センターのような多忙な部署もあるが、来庁者が限られるため楽な部署が多い傾向にある。

② 本庁でも楽な部署は存在する?

本庁においても楽な部署はあります。

詳しくは後の記事で紹介していくつもりなので、各々の部署の忙しさについては割愛します。

自治体の仕事は業務が細分化されているため、多忙部署がある一方で比較的暇な部署は多く存在しています。
定期異動という制度によって楽な部署や興味のある部署に配属される可能性がある点については非常に魅力的ですね。

ただ、定期異動があることによってこんな苦悩も生じます。

天国もあれば地獄もある

働き始めは職員の適正が判断できないため、どの部署に配属されるかは正直運要素が強いです。
部署先によっては「天国と地獄」

一度配属されると年度の途中で配置換えを希望してもなかなか通りません。
組織での運営のため、1人のわがままを通していたらキリがないですもんね。

多忙な部署へ配属されたら、とりあえず耐えるしかありません。

定期異動があるのは魅力的な反面、苦悩につながることもあるんですね。

りょん
りょん

これはもう神に祈るしかありませんね・・・

5. さいごに

いかがでしたでしょうか?

本記事では「公務員の忙しさ」について紹介しました。

実際公務員として働くと、「なんで自分だけこんな忙しいんだろう???」と結構思う場面が多々あると思います。
部署によって差が生まれるのは当然のことなんですが忙しさによる給料の変化がそこまでないため、やる気が削がれる原因にもなりますね。

これからの時代、益々公務員は多忙になっていくと思います。
求められるレベルも高くなるばかり。

ただ、やりがいも大きい職種です。

自分が頑張った分だけ市民の生活力向上に貢献できる!!

このやりがいを感じることができるのが公務員の特権だと思っています。
逆に公務員でなければこの貴重な経験値を積むことができないのかもしれませんね。

目立たないように働くことで楽な人生を歩めるかもしれませんが、どうせやるなら一生懸命働いてみるのもいい経験になるんじゃないかと思います。

公務員の頃って大変だったけど、やりがいもあったなぁ・・・と思ったりょんなのでした。

りょん

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