公務員の離職率とは?

公務員の七不思議
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こんな方に向けて記事を紹介しています
  • 公務員の離職率の実態に興味がある方
  • これから公務員を目指す方
  • 公務員への転職を考えている方
  • 民間企業への転職を考えている方

お疲れ様です。元公務員のりょんです。

今回は「公務員の離職率」について記事を紹介していきます。

公務員として働いていた時にはこんなことをよく言われました。

「公務員だなんてすごい!」
「公務員は恵まれている!」
「公務員は将来安泰だね!」

さすが将来子供に就かせたい職業で堂々の1位を獲得し続ける公務員。
まだまだ世間では魅力的なイメージが強いようですね。

では実際に、公務員の離職率はどうだったのでしょうか?

本記事では、公務員の離職率について年代ごとに区分し、経験談を元に考察していきます。

りょん
りょん

離職する人なんていない!って思う方がいるかもしれませんが、実態はどうなんでしょうか。

1. 20代の離職「新しいことにチャレンジしたい」

20代の離職率・・・実は最も高いです。

実際に私の1社目の同期も20代で半数の同期が退職していきました。

「新しいことにチャレンジしたい」

これが20代職員の主な退職理由でした。

市町村職員から県職員などへのステップアップを目指している方もいましたし、全く違うフィールドにチャレンジされる方も多い印象でした。

自治体職員にはやりがいはありますが、小さなフィールドでしか働くことができないため、何となく公務員になった人にとっては物足りないと感じる部分もあるのかもしれないですね。

挑戦心が強く、決断力のある方は割と早めの段階で退職し、自分のやりたいことに進まれている印象がありました。

ただ何故か、市役所⇨市役所といった同レベルの自治体に転職を目指す方は極めて少数だった気がします。
退職される方の中には公務員の仕事に嫌気が指してしまっている方が多いのかも知れませんね。

地元に帰った方が子育て環境が整っている!」
「結婚を気に新天地で公務員として働いていきたい!」

などといった家庭事情の理由で他の自治体への転職している方はいましたが、その他の理由で他の自治体を目指すという方はあまりいなかった印象を持ちました。

りょん
りょん

私の同期はカフェを開業したり、IT企業を立ち上げたり、営業マンになったり様々でした。

チャレンジ精神が豊富な方が多かったです。

2. 30代の離職「新しいチャレンジと生活の変化」

30代の離職率・・・20代に次いで多いです。

退職理由の中でも、以下2つの要因によるものが多かったのでそれぞれ紹介していきます。

要因① 新しいチャレンジへの最終期限が迫る

年齢的にラストチャレンジ

”転職は35歳まで”というイメージがあるように、年齢的に新しいことにチャレンジする最終期限が迫ります。

専門職の方は専門的な知識や資格を有する方が多いので転職の幅が広いため期限についての縛りは薄い部分がありますが、行政職の方は年齢的にもラストチャレンジと感じる方が多いのかもしれません。

最近は転職についてのイメージも改善されているため、よりチャレンジの幅が広がっていることにも関係性があるのかも知れません。
年々30代で転職される方が増えてきているんじゃないかなぁと感じます。

実際に私も30代で転職活動をしましたが、選択肢の多さに正直驚きました。

転職の際には、公務員として長年同じ職場で働いてきた経歴があることで、非常に優遇されている印象を受けたことも確かです。
公務員の方は世間的に真面目で優秀なイメージがあるため、転職時には有利に働くのかもしれませんね。

りょん
りょん

転職時には、公務員に真面目なイメージを持っている企業が多いと感じました。

現在は魅力的な企業が多いので、みなさん様々な分野にチャレンジされていました。

↓行政職・専門職に関する記事はこちらで紹介しています↓

要因② 生活の変化

30代になると寿退社を理由として退職する方が圧倒的に増えます。

生活の変化により退職を決めているのは、特に女性に多かった気がします。

地元で子育てをするために他の自治体に転職する人もいれば、結婚を機に公務員人生を終了させる人もいます。
公務員の育児休暇制度は正直恵まれているとは思うんですが、寿退社する方って結構いるんですね。

個人的な話なので詳細な理由は分かりませんが、私の知っている方も生活の変化を気に退職の決断をされている方が多かったです。

3. 40代の離職率「金銭的理由」

40代の離職率・・・非常に少ないですが、一定数は存在します。

退職者が口を揃えて言っていたのが

金銭面での物足りなさ

実際に私も感じていましたが、公務員の給料ってそんなに高くはありません。
1人で暮らしていくにはさほど問題はありませんが、結婚・子育てを満足のいくように進めるには少し生活が厳しくなります。

公務員の給料はほぼ確実に年々上昇していくため魅力的ではありますが、急激に増えることはありません。
そのため、若い世代の給料はかなり寂しいものです。

都心部の自治体在籍時には、地域手当というものが存在していたのでそれだけで給料は上昇しましたが、その分家賃・物価が高いため、結果的には非常に厳しい生活を強いられていました。
住む場所にもよりますが、都心部の自治体に勤めていた時の生活は厳しかったです。

有名企業に勤めている友人は、月何十万の賃貸に住んでいたり、高級マンションに住んでいたりしていたので、比べてはいけないんでしょうが、金銭的には少し寂しい感じです。

そういった要因があってか、スキルをつけて転職を決める方もいれば、公務員に許されている副業をしている方もいたり・・・
中でも都心部の自治体では不動産投資や株に手を出されている方も多くいた印象があります。

今ではユーチューバーだったり、何かとスキルがあれば稼ぐことのできる世の中になっているので、選択肢の多さを理由として退職する人も少なからずいるのではないかと思います。

りょん
りょん

公務員の給料は全体の平均とよく聞きます。

経験年数や年齢に応じて年々上昇していくのは魅力的ですが、若年齢時は給料が安く、生活は厳しいのが現状でした。

4. 50代の離職率「早期リタイア」

50代の離職率・・・非常に少ないですが、一定数は存在します。

若手の私からすると「50代で退職するなんて勿体無いし、これからどうしていくんだろう?」と疑問を抱く部分はありますが、近年は徐々に増えている印象を受けました。

退職理由の中でも、以下2つの要因によるものが多かったのでそれぞれ紹介していきます。

要因① 管理職分岐点で辞める方

50代の退職理由はこの理由が一番多いと感じました。

管理職分岐点とは私が勝手に名付けただけなので、詳細な内容は以下のような感じです。

  • 管理職に昇格することができず、モチベーションを保てずに辞めていく方
  • 管理職に昇格したものの、責任の重さと激務に耐えられず辞めていく方

最近は年功序列の風土が払拭される傾向にあり、管理職に上がるために試験や面接があったりと公務員も実力重視の世界となりました。

実力重視の世界になると、管理職に上がれずに年下の職員に出世を越されるといった現象が起きるため、高いプライドを持っている方には非常に厳しい環境となります。
仕方ないことではありますが、中々管理職に昇格することができず、後輩達に役職を越されていいく環境にモチベーションを保てず退職していく方は一定数いました。

また、職員削減などで管理職の負担が大きくなっていることも退職に繋がる大きな要因の一つになっていると思います。

以上のことから、管理職昇格付近で辞める人が近年増えている印象があります。

りょん
りょん

都心部の自治体では自らの意思で昇任試験を受験しない職員の方も多くいらっしゃいました。
管理職の重圧や激務を考えるとそういった決断もアリなのかもしれませんね。

要因② 家業を継ぐ人

地方部に多いイメージの退職要因です。

自治体には職員として働く裏で農業運営やお寺の住職として働いている方がいます。

そういった方は世代交代の際に、公務員を辞めてその道一本で働いていくという選択をする方もいらっしゃいました。
中には両立して働いている方もいましたが、かなり大変そうでした。
ただ、金銭面ではかなりの余裕が持てそうなので魅力的な部分はありますね。

一方で「公務員を続けていきたい!」という強い思いがある方にとっては苦渋の決断となります。
現在家業の担い手不足問題も騒がれているため、今後深刻な問題に発展しないか心配となる部分ですね。

5. 地方部と都心部の自治体における離職率の比較

ここからは地方部と都心部の自治体における離職率について紹介していきます。

地方部と都心部の離職率ですが、都心部の方が圧倒的に高い傾向にありました。

都心部の自治体では、定期的に職員不足が問題となるほど、退職する人が後を絶ちませんでした。
要因としては以下のようなことが考えられます。

  • 都心部は企業数が多いため、転職の選択肢が豊富
  • 地元出身者が少ないために個人の事情(家庭の事情)で転職する人がいる
  • 単純に事務量が多く、給料に見合った仕事と感じない

都心部の自治体ならではの悩みですね。

都心部では、退職する職員、退職する臨時職員が多いことから年に何度も採用試験が実施されている自治体もあります。(現に私の在籍していた自治体がそうでした)
そのため、退職する職員と中途入社してくる職員の入れ替えが頻繁で、誰が先輩で誰が後輩かわからない現象が起きていました。

働き方の自由さという点では魅力的ですが、職員の定着については大きな課題がありそうです。

りょん
りょん

信じられないかもしれませんが、毎月のように新入社員が入社してくるような異常事態が起きていました。

6. さいごに

いかがでしたでしょうか?

今回は「公務員の離職率」というテーマについて記事を紹介しました。

世間的に良い印象が未だ強い公務員ですが、年齢問わず退職する人って毎年結構いるんですね。
私もその1人ではありますが、理由は人それぞれだと思います。

公務員は予想以上に大変な仕事です。
離職率も年々増加傾向になっていて、非常に問題視されています。

公務員には独特な仕事の楽しさ・やりがいの魅力は多々ありますが、部署によってはものすごい労働時間になったり、異動によって人間関係が初期化されたり、様々なストレスがかかります。

他にもたくさん魅力的な仕事があるので、転職を考えてしまうのは仕方ないことなのかもしれませんね。

一度きりしかない人生、自分の本当のやりたいことを探すのって本当に難しい・・・と感じながら様々なことにチャレンジしてみよう!

と思ったりょんなのでした。

りょん

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