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- 専門職として働かれている方
お疲れ様です。元公務員のりょんです。
今回は「専門職の魅力」について記事を紹介していきます。
専門職は専門的な職務内容が多く、深い知識や経験を身に付けることができる職種です。
専門性が高い分慣れるまでにある程度の時間はかかりますが、経験値を積むことで自分の考えを形にしやすい職種でもあります。
本記事では、そんな専門職についての魅力をりょんの経験談から考察していきます。
※りょんは土木職での経験値しかないため情報が土木職に偏る場合があります。その点ご了承ください。

りょんは10年近く専門職として従事していました。
私の経験談が少しでも多くの方への参考になれば幸いです。
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1. 専門職の魅力

ここでは専門職の魅力について紹介していきます。
私は10年間ほど土木職を経験し、多くの魅力を感じてきました。
以下では私の経験談を元に、専門職の魅力を考察していきます。
魅力① 深い知識・経験を積むことができる
これは専門職の大きな魅力の1つとなります。
専門職は、土木・建築・情報・保健士・栄養士・社会福祉士・保育士・学芸員等の職種に区分されています。
専門職として公務員になると、基本的には各専門知識を活かした部署へ配属されることになります。
異動先が限られる=専門分野の深い知識・経験を積むことができる!
行政職と比べると異動先は限られてしまいますが、その道の専門性を高めることができる魅力があります。
りょんが土木職として入職し初めの頃、先輩職員の専門知識の豊富さに驚いたことを覚えています。
中には専門知識の高いコンサルと対等に意見を交わしている職員も存在しており、職員のレベルの高さには圧倒されました。
同じ分野の仕事を担当していくことになるため、知識や経験値は非常に高いものへと成長していくんですね。
経験値を重ねた職員は非常に頼もしく、自信を持って生き生きと仕事されているように感じました。
また、興味がある分野で働くことにはこんなメリットもあります。
- モチベーションを保持できる
- 専門知識を応用し、より魅力的な提案ができる
正直公務員の業務量に対する給料はお世辞にも高いとは言えません。
その中で興味がない分野の仕事を続けていくことに苦痛を感じる場合もあります。
その点、専門職は自分の興味のある分野の仕事を極めることができるため非常に魅力的です。
部署異動はありますが、分野が似通っている部署に配属されることが多いのでそれまでの知識や経験値は十分に発揮することができます。
専門性が高いため慣れるまでに時間はかかりますが、一度身につけてしまえば比較的楽に仕事を進めることもできます。
また、経験値を応用することで、自分の考えを活用し仕事に繋げることも可能です。
以上の点から「好きなことに熱中して働きたい!」という方には非常に魅力的な職種であると言えます。

好きな分野の仕事を続けられる環境は非常に恵まれていると思います。
旅行先でも土木的な目線で物事を見てしまうのは、いい意味での職業病かも??
魅力② 親密なコミュニケーションが図りやすい
専門職は異動先の部署が限られています。
そのため多くの職員の方と働く機会は減りますが、こんな魅力もあります。
同職との親密なコミュニケーションが取りやすい
もちろん行政職にも職員同士の接触はありますが、職員数が多いために深い関係性を気づくのは難しい部分があります。
一方専門職は職員数が少なくコミュニティが狭いため、長い期間同じ職員と働く時間が増えることになります。
長く一緒に働くことで、自然と親密な信頼関係を築くチャンスが生まれやすくなります。
完成されたコミュニティに入ることには苦労もありますが、一度関係性が構築されてしまえば以下のようなメリットも生まれます。
- わからないことも気軽に相談できる
- 悩んでいる時に自然に助けてくれるようになる
この状態を作ることができれば仕事はやりやすさは向上します。
これは非常に魅力的な部分だと思います。
経験上、行政職と比較すると専門職の方が仲間意識が強く、何かと面倒見のいい職員が多かったと感じました。
知識や経験値が多い専門職では、後輩の面倒を隅々まで見ることができる余裕が生まれやすいのかもしれませんね。
以上の点から、親密な関係性を構築しやすい部分に関して専門職は魅力的であると言えますね。

人付き合いは大変な面もありますが、信頼関係をうまく築くことができれば仕事も楽しくなります。
専門職の仲間意識は思いのほか強く、プライベートでの交流の機会も多くありました。
魅力③ 窓口業務が少ない
専門職は比較的窓口業務が少ない職種になります。
窓口業務が少ないことによる利点を3つ感じたので、それぞれ紹介していきます。
自分のペースで仕事ができる
専門職はBtoBの仕事が多いため、不特定多数の住民の方と接する機会は行政職と比べると少ない傾向にあります。
窓口業務が少ないと自分のペースで仕事をすることが可能です。
住民の方はいつ来庁されるかわからないため、窓口業務が発生すると仕事は一旦ストップしなければなりません。
仕方ないことなんですが、窓口業務が多いとどうしても自分のペースで仕事をするのが難しい部分があります。
自分のペースを崩さずに仕事に集中できることは非常に魅力的な部分ですね。

自分のペースで仕事ができるのは大変魅力的ですね。
窓口業務の部署だと話し声が耳には入ってきたりして中々集中できない一面もありました。
休暇の計画が立てやすくなる
窓口業務が多い部署では誰かが休むとその分の負担が他の職員にかかります。
当然休む権利はあるんですが、人員不足などの要因から環境整備が充実していない自治体が多く、休暇を取得しにくい風土がある場合があります。
最悪の場合、繁忙期に長期連休を取得することで反感を買う、なんてことも・・・
その点専門職は窓口業務が少ないため、仕事の進捗次第で自由に休暇を計画することが可能です。
特にインフラ関係の部署では年間の事業計画が決まっているため、行政職と比較すると忙しさに波がある場合が多いです。
繁忙期は多忙ですが、それ以外は比較的時間に余裕があるため、海外旅行などの長期連休を取りやすいといった魅力が存在しています。

仕事に慣れてくれば繁忙期の時期を予想することも容易になってきます。
メリハリがないとやっていけませんよね。
理不尽なクレームを受けにくい
公務員の給料は税金が資本となるため、理不尽なクレームを受けやすい職種です。
私にも窓口業務の経験がありますが、毎日と言っていいほどクレームが来ます。
すぐ落ち着くようなクレーマーであればいいんですが、基本的にはかなりの時間を要する場合が多いです。
クレーム対応って正直慣れることはないと思います。
時にはひどい言葉を浴びせられたり、人格否定するような言葉で意味もわからず怒鳴られることもあります。
クレーム対応は無駄な時間を強いられますし、何より精神的ダメージが大きいです。
その点専門職は住民対応がないわけではありませんが、どちらかというと受注業務より発注業務が多いため感謝されやすい仕事が多いです。
人から感謝されることに嫌悪感を感じる人はいないと思います。
「多くの人の役に立ちたい!」と思って公務員を目指している人も多いのではないでしょうか?
そういった面でも、形として残る専門職の仕事は感謝されやすく、やりがいも大きい仕事であると思います。

理不尽なクレームが無くなる日は来るのでしょうか?
魅力④ 慣れてしまうと楽?
専門職は同じ分野の業務内容が多いため、慣れてしまえば仕事が楽になる傾向があります。
知識・経験を習得することで、わからないことが少なくなる
行政職は定期異動によって仕事内容が変わるため、その都度一から仕事を覚える必要があります。
終わりがわからない仕事は不安やストレスも感じやすくなりますし、休暇の計画を立てにくい欠点があります。
一方で専門職の場合には専門分野の仕事が大半を占めるため、大体の仕事の流れを覚えてしまえば仕事にスピード感を生むことができます。
同じような仕事に携わっていくため、この仕事を終わらせたら次はこれ・・・といった業務の流れを掴むことができるようになるんですね。
仕事の流れを把握することで仕事のスピード感も上昇し、仕事に自信を持つこともできるはずです。
残業時間の抑制や休暇計画のしやすさにも繋がるので、非常に魅力的ですね。
こだわりが強い方はやり方に凝ってしまうと時間がかかる場合もありますが、それもまた好きな分野の仕事を追求したい方にとっては魅力的な部分かもしれませんね。
年数が上がるにつれ、困難な仕事を任される可能性も多くなりますが、それもまたやりがいの一つ。
様々な経験値を積み、仕事を効率よく処理できればプライベートの充実にも繋がっていきます。
これは大きな魅力の一つと言えますね。

先が見えることで、仕事にも余裕が生まれます。
先倒しで仕事ができるようになれば、長期連休をとって旅行に行くことも夢じゃないかも!?
魅力⑤ 気分転換ができる
専門職は気分転換がしやすい業務でもあります。
専門職は現場対応の機会が多く、庁舎の外で作業することが多い職種です。
行政職の中にも現場対応の多い職種はありますが、比較的専門職の方が外に出る機会が多いと感じます。
ずっと庁舎内でデスクワークするのって結構退屈ですよね。
専門職も設計等の業務でデスクに篭りがちになるときもありますが、総合的には内・外作業は半々くらいのイメージがあります。
外に出る機会があることで少しでも気分転換ができることは非常に魅力的ですね。
また、外作業時の移動中にはこんな魅力があります。
移動中には関係性を築くチャンスが存在している
現場作業への移動中は強制的に少人数の空間となるため、普段話さない職員とも話す機会が生まれます。
仕事以外の話で盛り上がったり、休憩を挟んでさらに交流を深めたり・・・関係性を築くチャンスが存在しているんですね。
時には1人で運転して頭を休めたりすることも個人的には大切だと思っています。
ずっと同じ環境にいてもいい案が出ない場合もありますもんね。
こういった自由度が高い部分は魅力的であると感じました。

普段は怖いイメージの先輩も、2人きりで話すことで少しだけ距離が近くなるかも?
意外な一面を見ることができるのも外仕事の魅力かもしれませんね!
2. さいごに
いかがでしたでしょうか?
本記事では「専門職の魅力」について紹介しました。
記事を通して多少なりとも専門職という職種の魅力的なイメージを掴んでもらえたら幸いです。
同じ公務員でも行政職と専門職では様々な面での違いがあるんですね。
- 様々な分野の知識を広く習得することのできる行政職
- 限られた分野の知識を深く習得することのできる専門職
どちらも一長一短、みなさんはどちらの方が魅力的だと感じましたか?
その道のプロフェッショナルとして生きていく。
なんだかかっこいい響きですね。
興味がある分野を追求していくのが好きな方であれば、専門職は非常に魅力的な職種です。
しかし、専門職は近年競争倍率が低下している傾向にあります。
次回以降の記事では、専門職を目指す方が少ない理由を踏まえ、専門職の苦悩について紹介していく予定です。
初めて自分の担当した工事が完成した時、嬉しくてプライベートでも通ってしまった思い出が蘇ったりょんなのでした。
りょん
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