- 公務員の海外旅行事情ついて興味のある方
- 公務員で海外旅行の計画をされている方
- これから公務員を目指す方
- 公務員への転職を考えている方
- 公務員として働かれている方
お疲れ様です。元公務員のりょんです。
今回は「公務員の海外旅行」というテーマで記事を紹介していきます。
部署によっては異なる場合もありますが、公務員の休暇は基本的にカレンダー通りです。
年末年始休暇等の連休はありますが、民間企業のお盆休みのような大型連休は実質存在していないため、長期連休を取得するには有給や夏期休暇の取得が必須となります。
これだと海外旅行に行けるのか正直不安ですよね。
では、実際に公務員は海外旅行に行くことができるのでしょうか?
海外旅行の際の注意点もありますので、その点についても経験談を踏まえ紹介していきます。

コロナ禍も落ち着いてきて徐々に旅行に行けるようになりました。
りょんも切実に海外に遊びに行きたい・・・
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1. 海外旅行には申請が必要!?

地方公務員には海外旅行禁止の法律はありません。
そのため自由に海外旅行に行くことができますが、一つだけ覚えておかなければならないことがあります。
海外旅行に行く際には、渡航申請の提出が必須
この点については要注意です。
自治体ごとに違いはあるようですが私が在籍した3つの自治体全てで海外渡航への申請が必要でした。
調べてみると多くの自治体で申請が必要のようです。
警察や消防、自衛隊にはそういった旅行に関する縛りのイメージが強かったんですが、公務員にも申請の必要があることを知ったときには正直驚きでした。
法律に基づくものではないため罰せられることはありませんが、申請を出さずに海外渡航すると様々な処分を受ける可能性があるみたいです。
ではなぜ海外旅行に申請が必要となるんでしょう?
以下では、経験上で知り得た情報を紹介していきます。
申請が必要な理由① 有事の際の出勤に備えて
公務員が担う仕事は事務作業だけではありません。
特に災害等の有事の際には、避難所の開設、給水所の開設、道路補修などの応急工事、1人高齢世帯への訪問など、休日関係なく住民の生活を守るため出動しなければなりません。
多くの自治体には災害時の行動マニュアルが設けられており、大きな災害が発生した際の緊急招集について詳細に決められています。
まず自身の安全が第一なのは確かなんですが、こういった状況でも公務員は率先して対応していかなければならないんです。
災害時には自治体職員だけでは対応しきれないことも多く、近隣自治体や姉妹都市から職員派遣を要請して対応するなど、とにかくバタバタな状況になります。
こういった災害が起きてしまったとき、海外旅行申請を出していないと・・・ここから先は言わずもわかりますよね。
「すいません、実は今海外に旅行に来ておりまして・・・・」
こんなことは口が裂けても言えませんよね。
そこまで縛る必要はないんじゃないの?と思う方もいるかもしれませんが、自治体としては不足の緊急事態にいつでも備えておく必要があります。
公務員として働く以上、「全体の奉仕者」としての高い使命感を持って行政サービスを行なっていかなければならないんです。

災害時には公務員としての使命感が試される瞬間でもあります。
大変だけど、感謝された時のやりがいは半端じゃないです!
申請が必要な理由② 海外でのトラブルに備えて
個人的な旅行とはいえ、海外旅行にはある程度のリスクが存在します。
これはかなり希少なケースだとは思いますが、事件に巻き込まれる可能性は0ではありません。
渡航申請を出さずに海外でトラブルに巻き込まれてしまうと連絡を取ることが不可能となり、自治体としても職員がどこで何をしているか把握することができずに大騒ぎになる可能性もあります。
大きな事件にならなければ良いですが、場合によってはニュース報道によって自治体としての管理責任が問われる可能性も出てきます。
自治体としては一度信頼を失ってしまうと回復に期間がかかるため職員の管理は適切に行っていきたいところ・・・
逆に申請を出しておけば心置きなく楽しめるので、申請は出しておいた方が無難ですね。

申請を出して、心置きなくバカンスを楽しんじゃいましょう!
2. 渡航申請のタイミングは?

最低でも1ヶ月前には報告するのがベスト
経験上、最低でも1ヶ月以上前には報告しておいた方がいいと思います。
在籍中に何度か海外旅行に行きましたが、海外渡航申請には結構時間がかかります。
申請⇨許可の比較的簡易的な申請となるので、早めに報告しておくことで自分の心にも余裕が持てると思います。
早めに報告しておくことで部署内での業務調整も可能ですし、組織の方にも理解を得やすい環境が作れるため、休暇も非常に取得しやすくなります。
何事も早めに行動するのはベストですね。
「旅行を予約したのに申請が間に合わなかった」
これだけは避けましょう。
キャンセル料もかかるし、時間も無駄になるし、楽しみも無くなるし・・・
強引に海外旅行に行っても、後ろめたい気持ちを持ってしまうのは勿体無いです。
こういったことを避け、何も気にせず楽しむためにも早め早めの報告をお勧めします。

楽しみがないと仕事なんてやってられない!!!
仕事以外に楽しみを見つけてメリハリを持たせるのも社会人としては必要かもしれませんね。
3. 海外旅行に行ってる人ってどのくらいいるの?

では実際に海外旅行に行っている人ってどのくらいいるんでしょう?
あくまで私の経験談になりますが、実はほとんどいらっしゃらなかったです。
というか私は見たことありませんでした。
新婚旅行で海外に行ってる人は多くいましたが、観光目的で海外旅行をされている方って非常に少なかったと思います。
国内旅行に行ってる方は多かったんですが、なぜか海外旅行に行く方が少ない印象がありました。
これは公務員の七不思議に入るのではないでしょうか。
個人的には皆さんがもっと海外旅行に行く環境になれば仕事のメリハリもついて一石二鳥!と思うのでぜひ普及して欲しいところなんですけどね!
申請を出さずに行っている人もいたのかもしれませんが、そもそも10日間などの長期連休を取られている方は非常に少なかった印象を持ちました。

公務員の有給取得率の低さは結構問題になっています。
職場環境の改善が進むことを祈っています。
4. 職種によって海外旅行の敷居が変わることも?

公務員は基本カレンダー通りで、民間企業のような長期連休がありません。
そのため、海外旅行に行くためには連休の取得が必須となります。
公務員には年次休暇や夏期休暇が存在するため、計画を立てて長期的な旅行を実現させることも可能です。
しかし、窓口部署や多忙部署のような長期連休を取得しずらい部署が存在してしまっているのが現状です。
もちろん年次休暇や夏期休暇は権利として与えられてはいますが、取得意思はあっても取得できない職場環境となっている部署は多く存在しています。
そんな時、長期連休を比較的取得しやすい職種が「土木・建築などの専門職」です。
施工管理が主な業務である専門職であれば、大まかに年間のスケジュールが決まっているため、自身で業務をコントロールしながら働いていくことができます。
また、来庁される住民数も比較的少ないために人員減少によるダメージが軽く、非難を浴びにくい職種になります。
「与えられた権利だから休むのは当然!」
これは確かに事実ではありますが、自分が休むことで他の人が多忙になるのは少し気が引けてしまう・・・と感じる方もいらっしゃると思います。
どんな部署でも1人くらいの人数減で成り立たない職場環境では適正な人員配置ではないと思うのですが、現状は厳しく、様々な自治体で人員不足が問題となっています。
公務員にも自由な年休取得が可能になるよう年休取得へのイメージ改変や属人化の払拭(※①)によって職員1人1人の意識を良い方向に変えていく必要があると思っています。

自治体では職員数の減少によってマニュアル作成に時間が避けず、属人化が加速しています。
この状態だと仕事を代わりに行うことができず、休みも取りにくくなります・・・
〜言葉の解説〜
※①属人化
担当者のみが業務の手順を知っている状態のこと。
他の職員が業務内容を把握できていない状態のため、不正や長時間労働、代替職務遂行の支障などの各問題が懸念される。
5. りょんの経験談

何か特別なことをするときは、調べてからいくべし!
りょんは自治体在籍時に何度か海外渡航の経験がありますが、実は1回目の旅行の際には申請を出さずに行ってしまいました。
災害もトラブルもなく平穏に旅行は終了したので良かったのですが、お恥ずかしながら海外旅行に行くために申請が必要だということを知りませんでした。
若い年齢の時のことだったので、「知らないことってたくさんあるもんだなーぁ」と軽く思っていましたがよくよく考えると知らないだけは済まされないことだったと反省しました。
周囲の同部署の方にも連休をとって海外に行くという話をしていたので、1社目(地方部)の自治体では海外渡航申請を重要視していなかったのかもしれませんが、もしかするとみんな知らなかったんじゃないかとも思います。
公務員の仕事上、何かと特殊な縛りや決め事が存在していることが多いです。
海外渡航申請については説明される機会もありませんでしたし、たまたま同部署の方の話を聞いたから知っただけで、そういうことって結構あるような気がします。
何か特殊な行動をする際には、事前に調べるか周囲の方に相談してから行動することをお勧めします。

海外渡航申請の存在、知らない方って結構多いんじゃないかと思います。
みなさんは必ず申請するようにしてくださいね!
6. さいごに
いかがでしたでしょうか?
今回は「公務員の海外旅行事情」というテーマで記事を紹介しました。
本記事を通して多くの方に海外渡航申請の存在を知っていただけば幸いです。
りょんは旅行が好きなので公務員時代には国内外問わず旅行に行っていました。
有給休暇日数は比較的優遇されている公務員ですが、なかなか消化できずにその現状に慣れている職員の方が多い印象を持ちました。
私も年休を全て消化したわけではありません。
ただ、気分転換って非常に重要。
楽しみに向かって業務に精を出すのも社会人としては大切なことなんじゃないかと思っています。
それでも部署によっては休みたくても休めない状況ってありますよね。
常に他人に仕事を任せられるような職場環境を作っていくのは難しいことだと思いますが、マニュアルの整備やツーマンセル意識を推進していくことはできると思います。
各自治体のこれからの取り組みに期待したいですね。
皆さんも無理はせず、たまには息抜きを挟むようにしてくださいね。
りょん
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